今年もそろそろ年末調整の文字が出てくる時期になりました。
年々複雑化してる気がしますが、今年は大きな改正点はないようです。

扶養控除申告書等で変更点が3点あります。

①記載例が出るQRコードの追加
各申告書にQRコードが追加されました。
アクセスすると国税庁HPの「記載のしかた」を確認できるようになります。

②押印欄の削除
各申告書の氏名横の㊞欄が削除されました。
これに伴い、本人確認のため『自署』もしくは書類の『電子化』が必要になるかと思います。

令和3年4月1日以後に提出する「扶養控除等申告書」等の申告書について、電磁的方法により提供する場合に必要となっていた、税務署への「源泉徴収に関する申告書に記載すべき事項の電磁的方法による提供の承認申請書」の提出、税務署長の承認が不要となりました。

したがって今後は年末調整の書類は電子化に移行しやすくなりました。
TKC提供の給与ソフト『PX2』のオプションソフト『まいポータル』では、マイナポータルと連携可能なため、マイナンバーカードを取得後は保険会社発行の控除証明書も電子で取得・提出可能となります。

③「所得金額調整控除申告書」の「特別障害者に該当する事実」欄に「扶養控除等申告書のとおり」のチェック欄が追加

毎年年末調整で大変なのは申告書の記載の誤りと控除証明書等の不足です。
慌てる事のないように書類の準備、企業側は不足書類や記載漏れのないよう早めのご確認お願い致します。

給与ソフトのご相談は金沢市の税理士 北村会計事務所へお任せください。