お知らせ
社会保険の適用拡大
パートタイマーやアルバイトは、原則として年収130万円未満であれば、社会保険への加入義務はありません。ただし、従業員が500人超の企業では、下記の一定の条件をすべて満たしたパートタイマー等は、社会保険への加入が義務付けられています。
2016年からはじまっている社会保険の適用拡大が、2022年にさらに適用拡大されることになります。
社会保険適用拡大のスケジュール
社会保険適用拡大は、2016年から従業員数が500人超(501人~)規模の企業を対象に始まっており、規模に応じて2022年、2024年と段階的に実施される予定でスケジュールが決められています。
2022年10月には、従業員数100人超(101人~)規模の企業に対象が拡大します。
従来、社会保険が適用されるのは、フルタイムで働く正規社員と、週の所定労働時間・所定労働日数が正規社員の4分の3以上のパート・アルバイトに限られていました。
2022年10月からの社会保険適用拡大では、従来の適用要件に加えて、原則以下の要件を満たすことで社会保険の被保険者とすることになります。
① 労働時間要件:所定労働時間週20時間以上
② 賃金要件:月額賃金が8万8千円以上
③ 勤務期間要件:雇用期間が2か月以上の見込み
④ 学生除外要件:学生でないこと
加入義務の対象となる企業規模が以下のように引き下げられます。
2022年10から:業員数100人超
2024年10から:従業員数50人超
企業の社会保険料の負担の増加や、パートタイマー等の新しい働き方等、新たに考えていく必要があるかもしれません。(MH)