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マクロ経済スライド

公開日: 2022年8月1日

今年に入り、物価上昇が止まりません。毎月のように、「値上げ」のニュースを耳にします。それに引き換え公的年金の支給額は下がっていて、年金受給者の生活は厳しくなり、現役世代は将来年金を受給できるのか不安にもなります。

この年金制度が数年ごとに大きな改正を繰り返し、制度が維持できるように整えられていることをご存じですか。「マクロ経済スライド」です。マクロ経済スライドとは、年金制度の維持を目的として、年金額の伸び率を賃金上昇率や物価上昇率より 低く抑える仕組みです。従来の年金受給額の決定方法では、物価や賃金の上昇に併せて、年金も上昇していました。例えば、物価が3%上昇すれば、同じように年金も3%増加していたのです。 しかし、マクロ経済スライド導入後は、たとえ物価が3%上昇していたとしても、年金の上昇率は3%未満に抑えられてしまうのです。実際に、2015年度、2019年度、2020年度の年金額改定において、マクロ経済スライドは発動しています。

とはいえ、日本の人口、特に年金制度を支える現役世代の人口はどんどん減りつつあります。現状でも2人の現役世代で1人の高齢世代を支えている状態ですが、約30年後には現役世代1人で高齢世代1人を支える時代がやってきます。

 

年金に頼らず、老後の生活を自分で維持できるように、若いうちから備えなければいけない時代ですね。(M.H)

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