お知らせ
ネット社会で自分の身を守る
インターネットがこれだけ普及した世の中ですが、その知識や安全面に対する意識は人それぞれ。
ネットリテラシーとは、インターネットを安全に正しく使うための知識や能力のことです。
リテラシーは「ある分野に関する知識や活用する能力」のことを意味します。
インターネットは本当に便利で様々なところで活用されていますが、その反面、インターネット上で発信される情報は正しいモノ
ばかりではないという側面もあります。
誤った情報や意図的な嘘なども多く、情報の真偽を判断し、正しいものを見極める能力が必要です。
IT依存が高まるなか、誰でも気軽に情報発信できるようになったからこそ、すべての世代でネットリテラシーの向上が求められて
います。
ネットリテラシー教育が必要な理由はたくさんありますが、以下の2つに集約されます。
● 第三者に不快な思いをさせないため
● 自分の身を守るため
まず認識すべきは、インターネットは世界中の人が見ているということです。
誰にも見られないだろうと思って何気なく発信した内容が、たまたま見た誰かを深く傷つけてしまうかもしれません。
インターネット上での発信は相手の顔が見えないぶん、そうした相手を傷つける言葉を抵抗感なく使ってしまいがちです。
一度インターネットに発信されたら最後、その内容は閲覧した人が自由にコピーできるため、すべてを削除することはできませ
ん。
ネットリテラシー向上の目的は、自分の身を守るためでもあります。
たとえば、友人しか見られないSNSにふざけた動画をアップロードしたことで、取り返しのつかない社会的制裁を受けてしまった人もいます。
友人が誰でも見られる場所に公開したことで、瞬く間に全世界に拡散され、個人も特定されてしまった。
本当に何気ない発信が、生きていくのさえ困難にする事態を招いてしまった事例は実際にあります。
私自身、地域の集まりに家族で参加した際、他の参加者から「Facebookに載せたいので、写真撮らせてもらってもいいです
か?」と事前に確認されたことがあります。
また、別の機会には、事前に確認されることなく写真を撮られ、SNSに写真を掲載されていることが発覚し、子どもの顔写真
は、今後はお断りしたいと伝えたところ、「何でそんなこと言うの?!」と理解を得られなかったこともあります。
定期的な、ネットリテラシー教育が大切ですね。