お知らせ
インクルーシブ公園を知っていますか
最近、インクルーシブ公園が増えてきているのをご存知ですか。
石川県でも2022年に能美市、2023年に金沢市にインクルーシブ公園が整備されました。
インクルーシブとは「全てを包み込む」という意味です。
インクルーシブ遊具は障害の有無や年齢、性別、国籍などを問わず、誰もが楽しく一緒に遊べる遊具のことで、このような遊具を設置している公園のことを「インクルーシブ公園」と呼びます。
「インクルーシブ公園」は、多様性を認め、互いに支え合う心を育む場として、いま、全国各地に広がりつつあります。
インクルーシブ遊具とは
インクルーシブ遊具の例としてわかりやすいものに車いすの方が通りやすいように通路の幅が広くなっていたり、
砂場に高さをもたせ、車いすに乗ったまま遊べるようなものがあります。
また、いす型のハーネス付きブランコは倒れたり落ちたりしにくいよう、背もたれがついています。
他にも、音に敏感な子どもが中に入って落ち着くことができるシェルター型の遊具が設置されている公園もあります。
<インクルーシブ遊具一例>
インクルーシブな遊具|製品情報|株式会社コトブキ (kotobuki.co.jp)
インクルーシブ公園・インクルーシブ遊具 | 内田工業株式会社 (uil.co.jp)
障害の有無に関わらず、誰もが楽しめる「インクルーシブ」という考え方のもと整備された遊具は、見る、聞く、触るなどの五感を使ったシンプルで直感的な遊びも取り入れられています。
五感を使った遊びは、身障者に限らず全ての子ども達の心身の発達において重要です。
「みんなが含まれている」ことを表すインクルーシブ。
これからはこの「みんな」に含まれている人とは誰なのか?を一人ひとりが考えていく必要があります。
金沢市のインクルーシブ公園には遊具近くに「みんなのあそびば」という注意書きがあります。
そこには遊びの時間を共有することで多様性を自然に受け入れ、人と人とのつながりが生まれる場所となることを目指していると記されていました。
公園で遊ぶことを通して、どうしたらみんなで一緒に遊べるのか、どういうことが苦手な人がいるのかを知るきっかけになります。
また、手助けが必要か声をかけたり、助けを求めたりできるようになるかもしれません。
小さい頃から多様性にふれることで、当たり前に人に手を貸したり借りたりして「みんな」が安心して暮らしていける未来をつくっていけるきっかけになればいいなと思います。