観光庁は2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」の影響で、北陸地方全体で災害起因のキャンセルが発生し、観光需要の落ち込みが見られることから、風評被害を払拭し、深刻な影響を受けた旅行需要を早期に回復及び喚起することを目的に、観光支援策「北陸応援割」を2024年3月16日〜4月26日の期間実施していましたが、現在第2弾として、石川県に限定し、5月7日から7月31日（予約は4月19日以降順次）まで実施しています。

第2弾キャンペーン概要

・実施期間 ...令和6年5月7日～令和6年7月31日宿泊分

・予約開始日...令和6年4月19日

・補助対象 ...石川県内の登録宿泊施設への旅行・宿泊

・割引率 ...旅行・宿泊料金の50%

・割引限度額... 宿泊サービス単体  2万／1人1予約あたり

                        宿泊を含む交通付き旅行商品  1泊 2万／1人1予約あたり

                                                                  2泊以上 3万／1人1予約あたり

「北陸応援割」の旅行代金の割引は50％。

上限は、1名1泊の宿泊および1泊の交通付き旅行商品は最大2万円、2泊以上の交通付き旅行は最大3万円。また石川県の中でも、特に被害が大きかった奥能登のエリア（輪島市 ・七尾市・珠洲市・志賀町・穴水町など）に関しては、旅行割引ではなく直接の復興支援で援助。人々の生活が戻り、サービス提供ができるようになったころ、あらためて「北陸応援割」を行う方針です。

能登半島にあたる輪島市 ・七尾市・珠洲市・志賀町・穴水町は壊滅的な被害を受け、このエリアでは、まだまだ住民の方々の通常の生活が戻らない状態が続いています。
片や同じ石川県でも、震度は大きかったものの、金沢市や山中温泉などの観光地では比較的影響が少なく、旅行者は余震を心配したり、被災した方への気持ちを考え、旅行そのものをキャンセルした方も多く見受けられました。

被害が少ない観光地には、旅館やホテルが通常営業している宿泊施設はたくさんあり、観光施設も開いています。

「この旅が支援になれば」と、「北陸応援割」が決まる前に石川県や北陸に旅行をした方もたくさんいます。

石川県も北陸応援割を実施することとなった一方、通常営業できている宿泊施設の一部が、被災した方々の二次避難先となっており、避難している方々の住居が用意できなければ、北陸応援割…と言うわけにもいかない状態でしたが、空いている客室を使い、北陸応援割を実施することや、4月以降も二次避難先の協力をする宿泊施設には、予算を追加支給することなどで不公平感を抱かないように配慮。
それだけ来てもらわないと困窮する現状があるのです。

今回の北陸応援割は、復興後に旅行を手段とした支援がある奥能登地方以外の石川県を応援する旅行を考えてみてはいかがでしょう。