お知らせ
インフルエンザ予防対策
近年は、慢性的に流行している季節性インフルエンザですが、毎年日本では11月下旬から12月上旬頃に流行が始まり、翌年の1~3月頃にピークを迎えます。
しかし新型コロナウイルスの流行以降、流行時期にも変化がみられているので注意が必要です。季節性のインフルエンザはもちろん、新型も流行の可能性はあります。予防対策をしっかり実施しましょう。
インフルエンザウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染の2つがあります。
予防するためには、この感染経路に注意することが重要です。
♢インフルエンザを予防する有効な方法♢
1) 流行前のワクチン接種
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されております。
(2) 外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
(3) 適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。また、インフルエンザウイルスは湿度に弱いため、部屋の中を加湿することは有効な予防法です。加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つと良いでしょう。
(4)十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
(5) 人混みや繁華街への外出を控える
インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
まず日常生活で大切なことは、第一に体調を整えること。そして、免疫力を高めてウイルスに対する抵抗力をつけるとともに、ウイルスに接触しないようにすることです。
どれも基本的なことですが、流行がはじまる前から予防対策をしっかりと身につけ、健康な毎日を送りましょう。