お知らせ
今から始める暑さ対策
少しずつ暑くなる日が増えてきましたね。
実は熱中症は梅雨入り前の5月ごろから発生し始めます。
特に今の時期は汗をかくことに慣れていないため、急に気温が高くなると発汗がスムーズにいかず熱中症のリスクが高くなります。
また、6月からは職場における熱中症予防対策が罰則付きで義務化されます。
この改正により、以下の措置が事業者に義務付けられます。
1.熱中症を生ずるおそれのある作業を行う際に
①「熱中症の自覚症状がある作業者」
②「熱中症のおそれがある作業者を見つけた者」
がその旨を報告するための体制(連絡先や担当者)を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知すること
2.熱中症を生ずるおそれのある作業を行う際に、
①作業からの離脱
②身体の冷却
③必要に応じて医師の診察又は処置を受けさせること
④事業場における緊急連絡網、緊急搬送先の連絡先及び所在地等
など、熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置に関する内容や実施手順を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知すること
改正規則で定められた熱中症対策を怠った事業者は、都道府県労働局長または労働基準監督署長から、以下の使用停止命令等を受けるおそれがあります
・作業の全部または一部の停止
・建設物等の全部または一部の使用の停止または変更
・その他労働災害を防止するため必要な事項
また、熱中症対策の実施義務に違反した者は6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
企業の安全配慮義務の一環として必要な熱中症対策が行えるよう今から準備を始めましょう。