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デ・ミニミスルール

公開日: 2025年7月22日

デ・ミニミスルール(De Minimis Tax Rule)とは、輸入時の課税価格が一定額以下の場合、関税や消費税を免除する制度です。小額の輸入品に対して関税や消費税を免除し、通関手続きを簡素化することを目的としています。

現在の主要国のデ・ミニミス閾値(免税の上限)は

  • アメリカ:800ドル
  • 日本:約16,666円(課税価格)
  • EU :150ユーロ
  • 中国:500元

等となっており、アメリカ は 800ドル という非常に高い閾値を設定しており、海外通販を利用する消費者にとって有利です。一方、カナダやEUは低めの閾値 を設定しており、比較的厳しい制度を採用しています。

そのアメリカですがデミニミスルールを2027年7月1日で廃止するとの発表がありました。また、EUにおいては税関改革と合わせて28年に同制度自体を廃止する予定だそうです。

近年インターネットの普及により、世界中の消費者が日本の商品を手軽に購入できるようになりました。

また、小規模な事業者でも 海外輸出・越境ECを展開しやすくなり国際貿易が活発化することで市場拡大のチャンスが増えてきております。

各国の制度改正がこのような流れに悪影響を及ぼさないか、注視していきたいものです。

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