お知らせ
2025年10月から変わる「ふるさと納税」制度について
皆さんは、ふるさと納税をされていますでしょうか。
2008年に始まった制度であり、大都市圏への人員流出にともなう税収の偏りを減らすために考えられました。
現在は、利用者が多くメディアでも取り上げられているふるさと納税ですが、2025年10月に改正が行われることはご存じでしょうか。
2025年の改正で何が変化する?
①返戻率の実質的な引き下げ
・魅力的な返礼品を用意した方が寄付金が集まることから、高額な返礼品を設定している自治体も少なくありません。
こうした流れを受け、総務省は返礼品の金額を30%以下に抑えるよう設定していました(3割ルール)
改正以降は、3割ルールに加え5割ルールが変更されることになります。
5割ルールとは、返礼品に加えて事務手数料や送料など経費を含めて寄付金額の5割以内に収めるルールのこと。
②ポイント付与の禁止
・ふるさと納税を行う際は基本的に仲介サイトを利用して申し込むこととなりますが、サイトによっては利用者にポイントが還元 される仕組みになっていることがあります。
ポイント付与における還元率の競争が仲介サイト間で激化していまい、本来の趣旨である地元への応援ではなく、返礼品やポイントをお得に受けとる手段となっています。
ポイントによって実質的に3割以上の恩恵を受けることができてしまうことなどを受け、2025年10月からはポイントの付与が禁止されます。
最後に
・制度変更に関する最新情報にも注意を払いましょう。
総務省から追加の発表や各自治体・ポータルサイトの対応策、たとえばポイントに代わる新サービスなどが出てくる可能性もあります。
「ふるさと納税」ご利用者も今から始める方も改正に備えて、常に信頼できる情報源で最新動向をテェックしつつ、ふるさと納税を活用していきましょう。