お知らせ
新型インフルエンザの発生に備えて
毎年秋から冬にかけて慢性的に流行するインフルエンザウイルスによる感染症を「季節性インフルエンザ」といいます。一方、こうした通常流行するインフルエンザウイルスとは大きく異なる、突然変異で発生する新たなインフルエンザウイルスによる感染症を「新型インフルエンザ」といい、およそ10年から40年の周期で発生していますが、ほとんどの人が免疫を持っていないため急速にまん延し、社会に大きな影響をもたらすおそれがあります。
新型インフルエンザを予防するためには、その感染経路を知っておくことが重要です。主な感染経路は、季節性インフルエンザと同様、「飛沫ひまつ感染」と「接触感染」の2つと考えられています。
予防するためには、この感染経路に注意することが重要です。
♢予防する有効な方法♢
「マスク着用」、「手洗い」、「人混み回避」、「換気」といった基本的な感染対策は、新型インフルエンザの感染対策においても有効です。
1) マスク着用などの咳エチケット
マスクはある程度飛沫感染等を防ぐことができる不織布ふしょくふ製のものがおすすめです。
2)手洗い
帰宅時、調理の前後、食事前などはこまめに手を洗いましょう。流水で手を洗えないときは、手指消毒(消毒用エタノールなどによる)も効果的です。
3)人混み回避
混みを避けることにより感染の機会を減らすことができます。自分が感染しているおそれもあるので、体調不良を感じている場合は、人が多く集まる場所に行かない、また職場ではオンライン会議、テレワーク、時差出勤なども活用しましょう。
4)換気
換気によって、空気中のウイルスなどを外に追い出すことができます。空気の通り道を作ることが重要で、部屋の窓を2か所以上開けると効果的です。窓が1か所しかない場合でも、換気扇をつけること、扉を開けておくことなどで対策できます。
♢食料や日用品を備蓄する♢
新型インフルエンザの発生に備え、食料品や生活必需品を日頃から備えておくことが大切です。自宅療養になって買い物に行けなくなったり、マスクなどの増産などに一定の時間がかかってしまうことがあります。食料品、衛生用品、生活必需品を、ふだんより少し多めに買い足すイメージで買い置きしましょう。
これらの備えは、災害時にも有効です。
新型インフルエンザが発生しても、私たち一人ひとりが備えと意識を持つことによって、感染の拡大を抑えることができます。
一人ひとりができる予防対策をしっかり実施しましょう。